最近徐々にメディアでも取り上げられるようになってきたIP枯渇問題。今回は対処法とあわせて解説します。
※本稿は弊社お客様に配布中の「PSニュース2009年7月7日版」より転載したものです。
IP ( Internet Protocol 、IPアドレスとも)はいわば「インターネットの住所情報」です。現在のバージョンが4(version 4) であることから、「IPv4」(アイピー・ブイ・フォー)とも呼ばれています。
IPv4は通常、10進数の数字をドットで4区切りにすることで表されています(下図)。
「000.000.000.000」から「255.255.255.255」までの42億9496万7296( 2の32乗)通りの組み合わせがあり、それは、そのまま IPv4の総数となっています。
上記のような背景から、インターネット黎明期においては、IPv4は十分な数があると考えられていました。
ところがその後に生じたインターネットの爆発的普及(特にアジア地域における)により、IPv4の割り当てが急速に進みました。
専門家の予想では、2011年頃をもってIPv4が枯渇し、未使用のIPv4の取得が困難を極めるのでは、ともいわれています。
そこで誕生したのが次バージョンの「IPv6」 (アイピー・ブイ・シックス)です。IPv6の総数は、IPv4 (約43億通り)の43億倍の43億倍の43億倍もあり、将来的には事実上IPを無制限に使用することが可能になるといわれています。
ただしIPv4からの引き継ぎ期間となる今後数十年間において、IPv6は数々の課題に直面することが予測されています。
たとえばIPv6はIPv4と互換性がないために、現在の機器やインターネットの仕組み全般に対し、いまだうまく対応できてはいません。
その他、技術・運用面で不確定要素が数多く残っているため、IPv4が枯渇すると予測される2011年以降、IPv6が完全にIPv4に代替できる程度となるまでには、さらに10年以上かかるともいわれています。
IPの枯渇によって実際に生じうる、ビジネス上の一番大きな問題は、既存ビジネスの拡張や新規ビジネスの立ち上げに際して新しいIPを取得しずらくなる、ということです。
そこで私たちができることは、まず「IPは限りある重要な資源である」ということを認識することだといえます。その上で、IPを効率よく利用するための諸策を講じることが肝要なのではないでしょうか。
IPの効率的な活用方法を2つご紹介します。
根本的には、今後も引き続き、ITに関するリテラシーを高め続けていくことが大切です。これは、IP枯渇問題にとどまらず、インターネット全般に関して適切に対処するための最良の方策の一つであるといえるでしょう。
以上
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